うさぎの飼育環境
・うさぎの飼育
うさぎの飼育とは、飼育者が用意した環境、与える食事がうさぎに
とってすべてです。
飼育に必要な知識・時間・経済力、うさぎが選ぶ事は出来ません。
誰でも最初は初心者ですし、失敗もありますが、同じ事を繰り返さない経験として、うさぎの為に臨機応変に
対応し、うさぎの飼育者として成長して下さい。
私もこの仕事をして7年になりますが、現在も毎日が勉強であり、経験として蓄積しています。
蓄積された物を、今の子達に当てはめたり、相談に来られる飼い主さんのうさぎに
当てはまる部分はアドバイスさせて頂き、経験の無い症例や状態の場合は、新しい知識として吸収しています。
飼育者として、お互いが成長するのに役立てる存在にあると良いと思っています。
・うさぎの最適空間
うさぎは毛皮を纏った動物です。
最近は、うさぎの為にエアコンで室温を下げる飼い主さんが増えましたが、
本当にうさぎに適した室温まで下げられているのか確認して欲しいです。
うさぎの適温は人間にとっては寒いくらいの温度です。
夏は毛皮に変わる、冬物のコートや衣類を着込んでうさぎの部屋で
過ごしてみて下さい。
私達は暑くなったら、汗が出て、汗が気化する事で皮膚の表面温度を下げる事が出来ますが、
うさぎは汗をかきませんし、体の表面で毛が
生えていないのは耳の内側だけで、そこで体温調整するのが精一杯です。
どうか、うさぎを主体に考えた室温設定にしてあげて下さい。
エアコンで室温を調節しても、うさぎの最適温度まで下げる事が出来ない場合は、
うさぎが過ごす所だけでも快適な温度にする努力をしましょう。
うさぎは室温が上がり暑くなると基礎代謝が落ちます。
夏場は基礎代謝が落ちやすく、猛暑が続くと食欲も低下して負の
ループに嵌りますので気を付けて環境と健康維持をしてあげて下さい。
冬場は毛皮を纏っているので、夏場よりは過ごしやすい季節ですが、夏でも冬でも
ケージという限られた場所で過ごして居るため、私達が環境を整える必要があります。
室内で放し飼いをしていて、十分な広さや色々な場所がある中で生活している子は、自分で夏は涼しい場所へ
、冬は暖かい場所へ移動しますが、ケージ飼育はそれが出来ませんので、気を付けて下さい。
うさぎの適温は
夏:室温20度〜23度 湿度 50〜60%
冬:室温18度〜20度 湿度 40〜60%
室温は先ほど言った理由で適温にして、湿度にも気を付けて下さい。
特に、冬場にエアコンや暖房器具を利用すると湿度が30%を切る時がありますが、
極端な乾燥状態が続くと、露出している眼球が乾きドライアイ状態になり涙が出る子がいますので、
冬場は加湿器で湿度を程よく保って下さい。
・トイレ掃除
うさぎは捕食される側の動物ですので、体臭は殆どありませんが、オシッコが臭います。
オシッコのアンモニア臭も食べている飼料の内容で違う事があります。
乾牧草を沢山食べる子は、水の摂取量も多くなりますので、オシッコのアンモニア臭も若干薄いのですが、
総合栄養食をメインで食べている子、特に高タンパクな総合栄養食を食べる子は、排泄物・呼気の
アンモニア濃度が上昇し、空気中のアンモニア濃度が上昇し、結果 鼻粘膜などの炎症が起因し、パスツレラの原因になる菌が繁殖してしまう場合などもあります。
うさぎの粘膜はデリケートですので、アンモニア臭に弱く、炎症を起こしやすい為に、トイレ掃除や室内の空気の入れ替えなどマメにしてあ
げましょう。